神戸(垂水、須磨、長田、西区、北区)を拠点に、幼児、小学生と、”元気に、楽しく!”をモットーに活動しているラグビークラブです


2019/4/26 15:00神戸新聞NEXTより抜粋した記事です。

神戸少年ラグビークラブに一時在籍してくれていた子が神戸新聞に掲載されていました!!

小学生の頃から身体能力が高くラグビー、水泳、陸上と全てに秀でた才能でしたが、とにかく真面目な性格で心と体のバランスが崩し一時スポーツができなくなり悩んでいた子でもありました。その子が日本体育大に進学し、今やトライアスロンで国内2位。2024年パリ五輪を目指している。。本当に嬉しい記事です。我々はコーチとして力不足だったかもしれないですが、こういう記事をみるとコーチを続けていてよかったなと思います。

心臓病、不登校乗り越え国内2位 鉄人レース不屈の19歳本多

水泳、自転車、ランニングで争うトライアスロンのホープとして注目を集める兵庫県明石市出身の本多晴飛(はるひ)がこの春、強豪の日本体育大に進学した。かつて長距離ランナーとして活躍した19歳は病気や不登校を乗り越え、過酷な競技で国内大会2位に入るまでに成長した。「目標は日本代表入り」と2024年パリ五輪を見据え、期待に胸を膨らませている。

 小学生のときは水泳で全国の舞台に立ち、陸上に力を入れ始めた中学1年では同世代日本一を決めるジュニアオリンピックの1500メートルで決勝に進出。才能豊かな少年が壁に当たったのは、中学2年の冬だった。

 明石市内の駅伝大会で走っている時、心臓疾患で倒れた。それまでに持病はなかった。ドクターヘリで神戸の病院に運ばれ一命はとりとめたが、医師から長距離走を禁じられた。進学した高校でも、病気を心配する周囲の対応にもどかしさを感じ「何もかもが面倒になった」。入学直後の5月から登校しなくなった。

 転機は高校1年の秋。母の勧めで通信制の相生学院高明石校に転校した。陸上で定時制・通信制全国大会を目指し、マイペースにトレーニングを始めてみると次第に心も体も上向いた。走る喜びを感じた。2年生で同大会に出場し、高い身体能力を発揮。1500メートルでは優勝を果たした。

 小学生から親しんできたトライアスロンも、兵庫県猪名川町を拠点とする「チームブレイブ」で本格的に再開。瞬く間に頭角を現し、昨年は全国高校選手権で4位、国内主要大会の長良川国際一般部門で2位と躍進した。冬場には県体育協会の支援を受け、単身でニュージーランドに渡り、1カ月半の武者修行に臨んだ。「チャンスは自分からつかみにいく」と意欲は日ごとに増した。

 憧れの選手は、首の骨を折る大けがから復活した英国のティム・ドンという。トップアスリートの不屈の精神に感銘を受け、自らも「大学のうちに日本選手権で表彰台にのぼりたい」と新天地で心身を鍛え抜く。